2014年7月1日火曜日

「青春18きっぷ」の功罪

№0057



今年の夏も、このきっぷのシーズンが近づいてきた。

20~30代の頃はよく利用させていただいていた。北は南東北方面位、南は鹿

児島まで足を延ばした。この制度と利用者層について、マナーだとか単純に混

雑して迷惑するなどの批判もネットでは多々目にするが、若年にも壮年層にも

ローカル線や鈍行列車への興味関心を高めさせて、更には実際に腰を上げさ

せて全国に旅行させてきた功績は計り知れないものがあると思う。時刻表とに

らめっこで、一日かけてどこまで足を延ばせるかとか、本数が少なかったり接

続の待ち時間が長い路線では、その時間を使って出来る飲食や地元のスポッ

ト巡りを考えたりと、楽しみは尽きなかった。

しかし、整備新幹線の並行在来線となる区間の拡充で、そのオールマイティさ

がどんどん失われていくのではないかと懸念される。多少単価が上がっても、

3セクや民鉄への利用拡充など行えば更に成長できる商品となるのではない

かと思うのだが。

とりあえず現状では、各種ムーンライトの復活や熱海以西の東海の非道、大垣

―米原、兵庫県西部から岡山県東部の区間など、敢えてボトルネックを放置して

いるところをなんとかしてほしい。大体が競合路線のない区間になるとJRのサ

ービスは露骨に殿様商売に戻るから困る。たらればの話をしてもなんではある

けど、もし東京―名古屋通しの民鉄があったら、JRCENTRARL()の静岡県

区間は、格段にサービスが良くなっているだろうにとは思うが。小田原と豊橋の

間を静鉄とか遠州浜名湖鉄道とかも組み入れながらなんとか結べればよいの

にね。そうしたら軌間は合わないけど名古屋で改軌できれる車両があれば

新宿―姫路の特急とか設定できるよね。私が勝手に師と仰いでるK島先生的な

妄想夢想なので、一体何時間かけるんだとか採算がどうのとかの現実的な

ツッコミは何卒ご容赦ください。

本題にもどって...


あと、今回のタイトルと直接はあまり関係ないけど、悪名高き国鉄廣島利用

者の皆様に朗報が!呉線可部線は、そもそものインフラが単線なので輸送

量とか速達性にネックがあるのは基本的にはそのままだが、新車両導入効果

と、アストラムラインと連絡する白島新駅などと併せて、旅客サービスが向上す

ることに期待したい。


JR西、発足以来初めて広島地区に導入する新型車両の概要を発表

http://news.mynavi.jp/news/2014/06/20/061/ 




 

 


青春18きっぷ初、新幹線も一部利用可に オプション券購入で

青函トンネルの特殊事情や追加料金が必要であるとはいうものの、新幹線に乗車出来るというのは、やはり「青春18きっぷ」史上初の快挙だろう。






鉄道

0 件のコメント:

コメントを投稿