2014年7月28日月曜日

父よ...(うんうん)、母よ...(なるほど)、妹よ...(えっ?)

№0086
「父」と「母」は普遍的な存在として、まあわかる。ヒーロー番組の主題歌に「妹」

という、なんというかそれぞれの家庭構成で違うであろう「個別の事情」的単語

が出たのが「年長」の私には奇異に感じられたのだ。

当時の私はどちらかと言うと巨大ヒーロー(円谷、しかもウルトラシリーズメイン)

派で「仮面ライダー」や「キカイダー」は、級友の話題で存在は知っていたが、リ

アルタイムではほとんど観ていなかった。なので、変身ベルト持ちの友達を皆

で囲んで羨んだり、FBIの滝が新仮面ライダーになるといった噂も、周りに合わ

せて喜んだり驚いたりする振る舞いをしていたのである。当然タイトルの由来

も、「三人の親族がハサミジャガーの手にかかった」というストーリーを知ってい

れば、すんなり入ってきたのかもしれない。保育園の年長組の時の担任の保

母さんは「ウルトラマンタロウ」の放送後明けての週初めに「ウルトラの母」の話

題に触れてくれたが、仮面ライダーシリーズにはノータッチだった。児童のたし

なみとして(?)~Xからは、なるべく視聴するように心がけていたのだが、悲し

いかなその頃にはライダーシリーズは既に人気のピークを過ぎていたように思う。

「父の叫びは~」の歌詞もインパクト大のV3の後では、二番煎じに聴こえた。でも、

そんな自分が一番好きだったライダーは、何故かアマゾン!放送局側の都合

だとかで話数は少ないけど。

あと、六年生の時の各小学校合同合宿で、最終日に夜の集いがあったのだが、

その際、フォークギターの心得がある他校の先生(当時そういう人は全国にゴ

マンといただろう)が弾き語ってくれたのが、何故か冒頭の歌。「あーかいあか

ーい」と歌い始められた時に、どう反応して良いやらわからなかった。迎合して

くれたのだろうが、ちょうど流行り廃りの激しい微妙な年代だった故...。むしろ

高校生とか大学生だったら懐かしさというかタイムラグも手伝って大受け出来

ていたのではないかと思う。あの時の先生方、せっかく趣向を凝らしてくださった

のに、素直に盛り上がってあげられなくてごめんなさい。


とはいえ複数ヒーローは燃える。ウルトラ兄弟しかり、Wマジンガーしかり。
滅多に見られないというレア感が大前提だけどね。


石森(“石ノ森”表記は今でも馴染めない)先生の「仮面ライダー」の原点?
真髄!?弱い!とにかく弱いんだけど健気に戦う!「改造人間」ですらない
(右腕のみ色々な道具に変わる義手)中途半端さ。
でもそんな悲哀溢れる後ろ姿がオヤヂ世代のハートをがっちり掴むこの人「ライダーマン」!


石森章太郎



カラオケ



宮内洋
人造人間キカイダー

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