№0081
くもった空の 浅い夕暮れ 雲を浮かべて煙草を吹かす風はすっかり 凪いでしまった 私は熱いお茶を飲んでる
「君が欲しい」なんて言ってみて 裏でそっと滑り落とす
吐息のような嘘がひとひら 私は熱いお茶を飲んでる
雪解けなんぞは なかったのです 歪にゆがんだ珈琲茶碗に
数多時は 瞬いてる 私は熱いお茶を飲んでる
もう何も喋らないで そう黙っていてくれれば 君の言葉が 聴こえないから
雪景色は外なのです 中で二人はかくれんぼ
絵に描いたような 顔が笑う 私は熱いお茶を飲んでる
はっぴいえんど
カラオケ
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