2014年11月5日水曜日

「月が笑う」

№175



いつもの夜が 窓の色を 知らぬ間に変えて 我が家に来ました


薄着の君は 頬杖して 夜を羽織れたら 寒くはないのに



優しいのは誰です? 夜より優しいのは?



寂しいのは誰です? 僕より寂しいのは?




指輪の跡が 白くなって 月日の流れの 速さに抜かれた



形を決めて 夢を作る 転がる形に 出来ればいいのに


時計はいつもどおり ボンボンと


この部屋のためだけに ボンボンと




話は尽きて 月が笑う



君と僕以外 帰り道もない





私の中でこれと二色の独楽とは対の存在だ。単に同じアルバムの前後の曲という以上に。




カラオケ

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