№189
「朋あり遠方より来る、また楽しからずや」昨日、前の勤務先の同僚(といっても同じ部署で働いたことはないのだが)で、
アフターファイブや休日もよく一緒に遊んでくださったTさんが、奥様と一緒に来福
された。私の結婚式にもご出席いただいたので、それからカウントしても、約17年
ぶりの再会だった。私が前の職場にいたのはちょうど丸三年間、期間としては
それ程長くはないが、高校、(浪人)、大学時代と比べても遜色ないくらい色々な
出会いと学びを得ることの出来た場所だった。失敗や苦い思い出も数限りなく
あった。それ故、私本人が忘れていても、旧知のTさんから「こんなことがあった」と
指摘されて、さもありなんと思い出すことも多々あった。また、新社会人として初めて
仕事をした勤務先の人達のことは良くも悪くも印象に残っている。そんな懐かしい
名前にたくさん触れ、それぞれの方の現況も教えていただいた。Tさんご自身の
色々なご苦労についても、私の悩みについても打ち明けあうことが出来た。
小、高、大、前職と、ここ最近過去を振り返ってばかりの私ではあるが、そうした
関わりの中から将来への糸口がみつかることがあるかもしれない。もちろん人は
それぞれ自分や家族の最低限の生活を支えるため、日々を懸命に生きているし、
個々の置かれた状況は本当に十人十色、人それぞれだ。だが、そうした「自分以外
の人」の色々な気持ち、考え方、生き方に触れることで得られる示唆がある。
そうした思いを深めることが出来たひとときだった。
あと、SNSは、「ブログ炎上」であったり「バカ発見器」と揶揄されたり、何かと負の
側面が強調されることが多いが、過去に知り合った色々な方と再会出来る、まさに
「文明の利器」であることを再認識させられた。刃物や自動車と同じで、「一歩
間違えば凶器になるが、あると便利(その存在が前提になれば“ないと不便”)」
な道具、使う人次第なのだなと。そんなことを感じつつまた齢を一つ重ねた。
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