№0165
小学校高学年の頃、従兄弟から譲ってもらった少年少女文学全集(ということは
ダイジェストだったのかも)の中に収められているものを読んだが、カタルシスも
何もない救いのない話で、気分が滅入ったのを覚えている。現在は新潮文庫
版を手元に所蔵してはいるものの頁をめくる気になれず、裏表紙の作品案内
と、解説文だけに目を通している。他に「背徳者」「イザベル・青春」「田園交響楽」
「未完の告白」「一粒の麦もし死なずば」を持っているが、いずれも内容は未読
である。アンドレ・ジッド、難攻不落なり;
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