2014年10月21日火曜日

「耳無しセブン」の艱難辛苦

№0155


なんというかタイトルからして「セブンが死ぬ時!東京は沈没する!」だから...

老体に鞭打ってという感じが痛々しかったウルトラマンレオ冒頭のセブン(何故か

両耳が無い)。ウルトラ一族の平均寿命(数十万年?最長老のキング30万歳

らしい)からしたら現役時代の最終回、改造パンドンとの戦いから数日(数時

間?)程度の感覚かもしれないが、テレビのレオでは、第1話でボロボロに

やられて、あまつさえ脚をボキボキに折られて変身不能になったきり、その後

最終回まで(というか第40話で、シルバーブルーメMAC本部ごと食べられ

てしまうまで)二度とセブンに変身することはなかった。ウルトラ兄弟対レオ兄弟

(但しアストラは)のビッグイベントにも、ダンのままウルトラ念力を使うくらいが

関の山だったし。



でも、学年誌の雄、内山まもる先生は、そこら辺の「こうなってくれたらいいのに!」

と思う児童達のニーズを、がっちり掴んでくれていて、連載中盤にも1回、



最終回にもセブンの変身を見せてくれている。とは言え、その内容はミサイルを

鎖で結わえて背負って円盤生物に特攻、レオに形見のアイスラッガーを残すとか、




中々凄まじい展開。でも上のテレビ版みたいな自然消滅よりはよっぽどいいよね。



ちなみにその続編として学年誌に描かれた「ザ・ウルトラマン」では、レオからの

流れに乗ったストーリー展開なので、セブンは死んだままの扱いなんだけど、

ラストのウルトラ兄弟大復活では、別にジャッカルに倒されたわけでもないのに、

ちゃっかりと混じってて、逆にレオやアストラは死んだままという不条理はあった。

ともあれ色々と楽しませてもらえた。


最近は本来引退してていいであろうロートルのオーバーワークの現状に冒頭の

シーンをダブらせて目頭を熱くすることも多いけれど。

ウルトラセブン

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