№490
人は俺のことを宴会野郎なんて呼んでいるまあ軽口の一つや二つはかましているからな
けれど大声ではしゃいで笑ってみせても
胸の奥では深く沈んでいるんだぜ
だから俺の顔をよく眺めてくれよ
俺の笑顔がこわばっているのがわかるだろう
もっと近くに寄っておくれ
俺の涙の痕は簡単に辿れるから
俺には君が必要なんだ
君が俺の前から去ってから
もし俺が他の娘と一緒にいるところを見かけたら
きっと楽しんでいるように見えるだろう
その子はきっと可愛いだろうさ
けれど彼女は代役でしかないんだ
だって俺には君しかいないから
俺は仮面を被って普通に振舞ってはいるが
心の内では諦めて躓きそうになっている
君が俺のことを道化のように扱ってから
俺の笑顔は作り物になってしまった
君と別れてからこの仮面はずっと外せないんだ
【元詞】
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