2015年9月1日火曜日

きかんしゃやえもん

№458


幼少期に大好きだった絵本の、おそらくはベスト1だと思う。他には「いたずらきかんしゃちゅうちゅう

しょうぼうじどうしゃじぷた」「三びきのやぎのがらがらどん」あとタイトルは忘れたけれど、海亀の

産卵から孵化、ウツボに食べられたりしながらも成長していく話、ウルトラマン、セブン、Qに加えて

巻末あたりになぜかガメラとジャイガーが出てくる油絵っぽいリアルな絵柄の本とかも好きだった。

本題に戻るが、この絵本はおそらく2~3歳児の頃に買ってもらったのだと思うが、親が後々教えて

くれたのは、私がこの内容を最初から終わりまで丸暗記して空で言えていたということ。そんなに長い

話でもないし幼児の好きなものへの情熱と集中のことを考えたらさもありなんとは思うが、今だとさし

づめ「アスペルガー傾向」ということになるのだろうか。

私の鉄道好きはこの絵本を皮切りに始まり、蒸気機関車の退場でひとまず立ち消えになったものの

学生時代に出会った「青春18きっぷ」により再燃した。今も「乗り鉄」と「新規路線妄想鉄」である。

特に後悔も反省もしていないし、寧ろもう少し深度化できねばと己の未熟さを嘆くことしきりである。

この本について再度調べるために検索してアニメ化など様々な二次創作があったことを初めて知った。

いや、当事も見聞きしていたのかもしれないが、あくまでもこの「絵本」が全てであった自分の気持が

知らず知らず拒絶していたのかもしれない。今でもその気持は変わらない。

私にとっての本物は絵本だけであり、更にはそのモデルと言われる国鉄150形蒸気機関車にも敬意を

払いたい。そしていつか、鉄道博物館で「やえもん」に対面してみたいものだ。






初稿:H27.8.12







鉄道

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