2015年8月22日土曜日

「朧月夜」

№438

菜の花畠に、入日薄れ、

見わたす山の端(は)、霞ふかし。

春風そよふく、空を見れば、

夕月かかりて、にほひ淡し。


里わの火影(ほかげ)も、森の色も、

田中の小路をたどる人も、

蛙(かはづ)のなくねも、かねの音も、

さながら霞める 朧月夜。

童謡・唱歌

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