2015年8月19日水曜日

「荒城の月」

№425


春高楼の 花の宴

巡る盃 かげさして

千代の松が枝 わけ出でし

昔の光 いまいずこ


秋陣営の 霜の色

鳴きゆく雁の 数見せて

植うる剣に 照りそいし

昔の光 いまいずこ


いま荒城の 夜半の月

変わらぬ光 たがためぞ

垣に残るは ただ葛

松に歌うは ただ嵐


天上影は 替らねど

栄枯は移る 世の姿

写さんとてか 今もなお

嗚呼荒城の 夜半の月

童謡・唱歌
解説

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