№415
われは海の子
作詞 宮原晃一郎
作曲 不 詳
1.我(われ)は海の子 白浪(しらなみ)の
騒ぐ磯辺の 松原に
煙たなびく 苫屋(とまや)こそ
我が懐かしき 住家(すみか)なれ
2.生れて潮(しお)に 浴み(ゆあみ)して
浪を子守の 歌と聞き
千里(せんり)寄せくる 海の気(き)を
吸いて童と なりにけり
3.高く鼻つく 磯の香(か)に
不断(ふだん)の花の 香りあり
渚の松に 吹く風を
いみじき楽(がく)と 我は聞く
4.丈余(じょうよ)の櫓櫂(ろかい) 操(あやつ)りて
行手(ゆくて)定めぬ 浪(なみ)まくら
百尋千尋(ももひろちひろ) 海の底
遊びなれたる 庭広し
5.幾年(いくとせ)此處(ここ)に 鍛へ(きたえ)たる
鉄より堅(かた)き 腕(かいな)あり
吹く塩風に 黒みたる
肌は赤銅(しゃくどう) さながらに
6.浪にただよう 氷山も
来(きた)らば来(きた)れ 恐れんや
海まき上(あ)ぐる
たつまきも 起(おこ)らば起(おこ)れ 驚(おどろ)かじ
7.いで大船(おおぶね)を 乗り出して
我は拾わん 海の富(とみ)
いで軍艦(ぐんかん)に 乗組みて
我は護(まも)らん 海の国
童謡・唱歌
軍歌
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