2016年2月11日木曜日

「酷憂鉄道」



中学生時代に読んだ豊田 有恒の短編小説。

当時の国鉄の惨状(ストに次ぐスト、客を客とも思わぬ傲岸不遜な職員の態度等)に対する痛烈な

皮肉が興味深かった。

ただ、この未来予想像は、当たりはしなかったが、特にJR東海という会社のメンタリティは、この作品で

描写されている「親方日の丸」「殿様商売」「守銭奴」そのものであると思う。

やはり個人も会社組織も、自分を脅かすライバルがあるという危機感がなければ腐敗するものだ。

その意味で何度か持論でも述べた、並行する民鉄があってほしいし、北陸新幹線にも頑張ってもらいたい。

「選択肢がある」というのはとても大切なことなのだ。







鉄道

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