台湾高速鉄道、新車両「N700-I」導入へ 安全面で議論も
台湾で運行中の台湾高速鉄道は、日本の新幹線の技術を導入したものだ。
日本にとっては初めて新幹線の輸出に成功した事例でもある。
台湾高速鉄道は新幹線の技術が導入されているため、車両導入においても日本から購入する必要があり、
こうして中長期的にビジネスが展開することができるからこそ、
日本は新幹線をはじめとするインフラ輸出に力を入れているのだ。
中国メディアの華夏経緯網はこのほど台湾メディアの報道を引用し、
台湾高速鉄道を運営している台湾高速鉄路公司が新たに「N700-I」の車両導入を検討していることを伝える一方、
「N700-I」は現行の700T型より安全面で劣るのではないかとの指摘があることを紹介している。
「N700-I」はJR東海に在籍するN700系を国際仕様とした車両であり、
700T型はJR東海およびJR西日本が開発した輸出用新幹線車両として開発し、台湾に輸出された車両だ。
記事は、台湾高速鉄路公司が将来的に車両の導入を検討していると伝え、
N700-Iがその候補として挙げられていることを伝える一方、
安全性でN700-Iは700T型に劣るとの報道があると紹介。
一方、台湾の政府関係者の見解として、大型連休などの輸送客数増加に対応するため、
車両導入は必要性に迫られているものであると伝えつつ、
「N700-Iは新型であり設備も先進的である」とし、安全性に問題はないはずとの見方を示したことを紹介した。
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