札幌市の秋元克広市長は5日、市内中心部を走る路面電車(市電)をループ(環状)化するために延伸する西4丁目停留場(中央区南1西4)―すすきの停留場(同南4西4)区間を12月20日に開業すると発表した。
 同区間は札幌駅前通を南北に結ぶ約400メートルで、途中に狸小路停留場を新設する。他の区間とは異なり、電車は歩道沿いを走る。総事業費は29億5千万円。
 開業後、電車は現在の西4丁目発を「内回り」、すすきの発を「外回り」として原則周回運行する。運賃は変わらず一律170円。