2016年8月3日水曜日

恋は雨上がりのように



 綾波レイを髣髴とさせる?クールビューティーでツンデレ(何れも最早死語か?)な主人公

「橘あきら」

ジャンボーグAライディーンにでも乗りそうな勇ましい名前と、実際の繊細だが芯は強く一途なキャラ

クター描写とのギャップもいい。

 現実にはあり得ない?オヤヂには夢のような、勿体無くも有難い話だが、読んでいる分には楽しい。
 もう一人の主人公?「近藤正巳」が心なしかパトレイバーの「後藤小隊長」に似ているような気がする

(外観だけか?)

 全然関係ないけれど以下のようなシーンを思い出した。

「...」
「ん?」

「中尉...怪我はないようね」

「少尉、こんな所へどうしたんです?え?」

「よかった...」

「少尉、やめましょうや、迂闊ですぜ」

「スレッガー中尉、発進用意完了!」

「すぐ行く」
「それじゃあな」

「中尉!」
「死なないでください」

「...ミライ少尉、人間、若い時はいろんなことがあるけど、
今の自分の気持ちをあんまり本気にしない方がいい

「どういうことでしょう?」

「ん、まあいいでしょう」

「中尉!」

俺は少尉の好意を受けられるような、男じゃない

「スレッガー!」

俺にとっちゃあ、...少尉はまぶしすぎるんだ。世界が違うんだな

「でも...」

「安物なんだがね、おふくろの形見なんだ。宇宙(そら)でなくしたら大変だ、預かっといてくれよ」

「...すまない。お、おっ!」

「あっ...」

「指輪を頼むよ!少尉」

「...」
「中尉...」



「スレッガー・ロウの生き様」より





「行ってしまうの...?」

「う うん 怖いおじさんが 一杯来たからね」

私も連れてって
ドロボーはまだ出来ないけど きっと覚えます
私 私… お願い!
一緒に行きたい

「クラリス...
バカなこと言うんじゃないよ また闇の中へ戻りたいのか?
やっとお陽さまの下に 出られたんじゃないか
なっ お前さんの人生は これから始まるんだぜ
俺のように うす汚れちゃ いけないんだよ
あ そうだ 困ったことが あったらね いつでも言いな
おじさんは 地球の裏側からだって すぐ飛んで来てやるからな」

「カール!
ああ カール! カール!」
「クラリス様」
「おじいさん」
「アハハハハッ」

おじさま!

「またなー」
「お姫さーん」

「おじさま!」

「クラリス 達者でな サイナラー」

「ありがとう 皆さん さようなら」

「サイナラー サイナラー」



ルパン三世 カリオストロの城」より


 まかり間違って乙女から求愛されるような異常事態になった時のオヤヂの処し方としては大変参考になる。笑うなよ。天変地異と同じで万が一、億が一の事態に直面しても「備えあれば憂いなし」なのだ;

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